次の日、仕事に出かける朋と一緒にアパートを出た。学校に行く気はさらさらなかった。
「せれん、学校は?」
「今日は行かない。めんどくさい。家に帰るよ、母さん今日休みだし。」
「そっか。」
「・・・・・・。」
「昨日、めちゃ楽しかったね♪ヒロシくんもいい人そうだったし。」
「うんうん。」
「今度また一緒に遊ぼうか。」
「んだね。」
バス停で朋を見送った後、私も家に帰るバスに乗り込んだ。
「ただいま。」
リビングに入ると、テレビを見ながら笑っている母さんがいた。
「おかえり。朋ちゃんのとこ行ってたのね。」
「うん。雨降ってたし、泊まれば?って。」
「そう・・・。昨日飛び出したんだってね。」
「うん・・・。」
「谷沢先生から電話がかかってきたのよ。『お宅の娘さんは・・・』ってね。まぁ、しつこい先生だわ。」
「ごめんね。」
「しょうがないわね・・・。」
母さんはそれ以上何も言わなかった。私も何も言わないままソファに腰掛けた。
母さんは20歳で父さんと駆け落ち同然で結婚した。当時まだ大学生だった母さんは学校をやめ、父さんと生きていくことを選んだ。そしてお姉ちゃんと私が生まれ、幸せな生活を送っていた。
私が2歳になった冬、父さんが事故で亡くなった。何十年と続くって思っていた幸せな生活は9年で幕を閉じた・・・。悲しみを抱えながらも女手1つで私たちを育ててくれている。今までに母さんが弱音をこぼしたのを聞いたことがない。そんな母さんを誇りに思い、尊敬していた。
「せれん、学校は?」
「今日は行かない。めんどくさい。家に帰るよ、母さん今日休みだし。」
「そっか。」
「・・・・・・。」
「昨日、めちゃ楽しかったね♪ヒロシくんもいい人そうだったし。」
「うんうん。」
「今度また一緒に遊ぼうか。」
「んだね。」
バス停で朋を見送った後、私も家に帰るバスに乗り込んだ。
「ただいま。」
リビングに入ると、テレビを見ながら笑っている母さんがいた。
「おかえり。朋ちゃんのとこ行ってたのね。」
「うん。雨降ってたし、泊まれば?って。」
「そう・・・。昨日飛び出したんだってね。」
「うん・・・。」
「谷沢先生から電話がかかってきたのよ。『お宅の娘さんは・・・』ってね。まぁ、しつこい先生だわ。」
「ごめんね。」
「しょうがないわね・・・。」
母さんはそれ以上何も言わなかった。私も何も言わないままソファに腰掛けた。
母さんは20歳で父さんと駆け落ち同然で結婚した。当時まだ大学生だった母さんは学校をやめ、父さんと生きていくことを選んだ。そしてお姉ちゃんと私が生まれ、幸せな生活を送っていた。
私が2歳になった冬、父さんが事故で亡くなった。何十年と続くって思っていた幸せな生活は9年で幕を閉じた・・・。悲しみを抱えながらも女手1つで私たちを育ててくれている。今までに母さんが弱音をこぼしたのを聞いたことがない。そんな母さんを誇りに思い、尊敬していた。

