守ってあげたい


『キャン♪』

可愛い茶色と白が混じった小さな子犬



「きゃああ! かわいいっ」


陸に抱っこされて、シッポを振るワンコ。



あたしの頬をペロペロ舐める



「ははっ くすぐったい 可愛いね? どうしたの?」


幼な顔の陸が抱っこしてるとまるで…


「兄弟みたい」

言葉に出すと


『うるせ~//』

陸が照れる。


『お前 犬好きだろ?』


「好きだよ。でも何でわかるの?」


陸はニッと笑って言った。


『当たり前じゃん お前の事は何でもわかるの! オレが犬好きだからお前も犬好きだろ?』


「…何 それ?」


『ほら オレ達、名前も似てんじゃん? ミクと陸』


「何それ? バカじゃん」