どうして…?
ケイタ先輩が立っている
あと50Mくらいでマンションに着く
『話したいんだけどいい?』
お互いケータイ番号も知らない
こないだ家に送ってもらったから あたしの家の近くにいたんだね
「うちで話しますか?」
『ここでいいんだ。…聞いてほしい』
ケイタ先輩があたしに歩みよって向かい合う
『オレ ミクちゃんが好きだよ ミクちゃんだったら彼女の事を思い出に出来ると思う…』
ふわっ…―
あたしを抱きしめて言う
『好きだよ ミクちゃん オレの側にいてほしい…』
タイミングが悪いなんて言葉を実感したのは、この日が初めてだった
『クゥ~ン』
気がつくと あたしの足元にミクシーがいる
え!
