守ってあげたい


陸がケイタさんに気づく

『ケイタ先輩 今から行くの?』



陸が真剣な顔をして聞いた


『…ああ…』






? ?



なんだか 二人の間に変な空気が流れているみたい。





『じゃ、オレ行くから』


ケイタ先輩はそう言うと反対の方向へと、歩いて行った。




『今日… ケイタ先輩の彼女の月命日なんだ』


寂しそうに陸が呟く



「え? 命日?」


驚くあたし



あの花束は、亡くなった彼女への物なの?