守ってあげたい


『ちょっ… ミクっ!やめろって』



誰かに後ろから手首を握られ、引き寄せられる





陸の胸に抱き寄せられていた。


「離してっ! 許せないんだから…」



気がつくと海斗や潤くんと優もいた。




ハァハァっ…。



あたしとあかりさんの息が荒い。



『とにかく保健室に行こう…』



陸の言葉で冷静になった。


…痛っ。頬のかすり傷が痛んだ。