最上階へと駆け上がり、吹き飛ばされそうな突風に怯む事なく屋上への扉を勢いよく開く!

そこで遂に。

「気をしっかり持てよ、ミーシャ」

ラインハルトさんが表情を強張らせる中、想像以上の怨念を身に纏った女生徒の悪霊と、私は対峙した。