風紀委員長ミーシャの事件簿

一通りの説明を終え、私は風紀委員会本部でラインハルトさんと一旦別れる。

ここからは学生としての本分を果たさなければならない。

魔法科の教室に足を運び、一時間目の授業の準備を整えつつ朝のホームルームを待つ。

と…。

「委員長、委員長!」

クラスメイト達がこぞって私の席へと殺到してきた。

何故か色めき立っているクラスメイト達。

…風紀委員長というポジションにいる以上、私は学園では有名人であるという自覚はあるし、エルフという種族が端正な顔立ちである以上、それなりに異性からの人気がある事も、自惚れながら自覚はしている。

が、今朝のこのクラスメイト達の色めき立ちはどうした事だろう。

少々気圧されしていると。

「ねぇ委員長!昨日の放課後一緒に歩いていたあのイケメン誰!?」

女生徒の一人がまくし立てるように、私に追及して来た。