風紀委員長ミーシャの事件簿

一通りの説明を受け、ラインハルトさんはしばしの黙考に入る。

顎に手を当て、真剣な眼差しで思考を巡らせるラインハルトさん。

「……」

こう言っては何だけど、彼はかなりのハンサムだ。

学園長の弟さんだけあって、顔立ちもよく似ている。

下平アルベルト学園長があと10歳も若ければ、きっとこんな青年だったのだろう。

戦闘の実力こそ学園長には及ばないかもしれないが、それでもトップレベルの戦闘能力の持ち主である事は、先程の生徒との立ち合いで確認できている。

ハンサムで、実力もあって、しかも天空宮警備騎士団という肩書きもある。

エリート中のエリートだ。

こんな素敵な人と、職務とはいえご一緒できるなんて…。

彼の横顔に見とれてボンヤリしていて。

「ミーシャ?」

「は?はいっ!」

私は名前を呼ばれた事に気づいていなかった。

いけないいけない。

また私の悪い癖…ミーハーな所が顔を覗かせてしまいましたわ…。