学園長に一礼して、私は退室する。
学園長の弟さん…下平ラインハルトさんは、警備騎士団の制服を着ているらしい。
私も何度か見た事がある。
群青色の上下で軍服に近いデザイン、左胸にワイバーンをかたどった紋章が刺繍されている。
この学園を歩き回っていれば、すぐに気づく筈だ。
私は学園校舎内を虱潰しに探してみる。
まだ生徒達の姿も見受けられる校舎内。
だが、それらしき人物の姿は見つからない。
まだ学園に到着していないのだろうか?
それとも行き違いで既に学園長室に向かった?
廊下の途中で立ち止まり、困惑してしまう私。
その時だった。
学園長の弟さん…下平ラインハルトさんは、警備騎士団の制服を着ているらしい。
私も何度か見た事がある。
群青色の上下で軍服に近いデザイン、左胸にワイバーンをかたどった紋章が刺繍されている。
この学園を歩き回っていれば、すぐに気づく筈だ。
私は学園校舎内を虱潰しに探してみる。
まだ生徒達の姿も見受けられる校舎内。
だが、それらしき人物の姿は見つからない。
まだ学園に到着していないのだろうか?
それとも行き違いで既に学園長室に向かった?
廊下の途中で立ち止まり、困惑してしまう私。
その時だった。


