ぽっちゃり彼女




この手を…あたしは知ってる











小さな時…
お父さんとお母さんが
死んじゃった時








ずっとあたしを
撫でてくれていた手









慣れない親戚の家







「俺が愛稀の親がわりになる」








あたしの手をぎゅっと
握りながら


そういってくれた







そしてあたしが
15歳の時この家に来た












稜介は…本当に
あたしにとって………






大切な大切な
たった一人の家族





いくら感謝しても
しきれないくらい…









本当に…よかった…













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