ぽっちゃり彼女



…………………………

雪斗へ



最後に手紙を
書こうと思います



こんなあたしを
好きになってくれて
ありがとうね!!

雪斗と付き合ったなんて
夢みたいな感じで
毎日が幸せでした。

ありがとう!!!


大好きだよ



バイバ







「何やってんだよ(笑)」







「雪斗…」









上から降ってきた
声にバッと顔をあげると
優しく笑った雪斗が


あたしに手渡したのはー…













「た、体温計…??」




「いいから計ってみ」









変なの…熱なんか
ないのに…






言われるがままに
体温計を脇に挟んで
しばらく待っていた