恋にキスを

「うぅっ…ぅわぁぁっ……。」




溢れる涙。

なんで泣いてるのかもわからず、ただ時間だけが流れる。



大貴がいない時間。



そんな時間、考えたことなかった。




朝起きれば、大貴からのメールがきてて。

それに返信をしながら歯を磨いて。


学校から帰って、その日の出来事を大貴と言いあって。



寝る前に電話をする。




そんな日課が当たり前だった。




それが突然なくなると、なにもすることがなくて。

相当大貴が好きだったんだって、気がつく。





+゜