私が「もう大丈夫だよ」って言ったら友美は「ホント?」って言って私の顔を覗き込んだ。
「ホント」
そう言って微笑んだら、「そっか!なら良かった♪」って言って私を抱き締めていた腕を離してくれた。
ありがとっ♪
友美!!
ホント友美は優しいコ。
友美は私の事を可愛いと言ってくれるけど…
私からしたら友美の方が可愛いと思う。
「咲月。先生、来ちゃうから行こっか」
「うん!!」
ここは学習室。
友美は私を学習室へと連れてきてくれた。
ガラガラッ
教室の扉を開けた友美。
瞳はさっき友美と確かめ合ったから大丈夫だった。
私達は自分の席に座った。
私はさっきの紙をスカートのポケットから取り出し、
あの人はいない!
そう言い聞かせ紙を広げた。
〈今日、話がある。
教室で待ってろ。 竹井〉
た、竹井くん!?

