2025年、春。
私は、交通事故で死にました。
それは、一瞬の出来事で何一つ思い出せない。


目が覚めたら真っ白な空間に居て
なんでか涙が止まらない。


あの事故の日は、大好きな君に会うために自転車に跨りスピードを出して
信号を渡ったんだ。