私を抱きしめる、貴方の腕の力

緩むどころか、どんどん
強くなる。
 
私は、その腕の中で

幸せな気持ちを味わい
満たされる。

私は今、保健室のベッドに
横になる。
 
本当は、どこも悪くないけれど
あのまま、教室で抱き合っては
いられない。
 
かと言って、泣き顔で教室に
戻る訳にも行かない。

一番いいのは・・・

私は考えて、嘘をついた。

「先生
 保健室に連れて行って」

貴方はきっと私が気分が悪くて
泣いていたのだと思ったこと
でしょう。

四時限目が終わり

お昼休みになった。