「レイ、ハチヤ先生
 超、かっこいいね?」

「うん・・・」

振り返る澪(ミオ)は
私を見つめて微笑む。

凛々しい貴方の姿に
私は、また惚れ直す。

何度も何度も
私は、貴方に惹かれて
虜になるの。

貴方は、左右を見渡し
誰かを探している。

貴方の瞳に、私が映ると
貴方は、優しく微笑んでくれた

私を見つめて、貴方の唇が
ゆっくりと動く。

『あ・と・で』

後で・・・

そう、今夜から私達は
浅緋の家で一緒に暮らす
約束を交わしている。

本当は以前、交わした約束
どおりに、卒業式から私を
かっこ良く攫ってもらおうと
思ったけれど、それはやっぱり
難しくて、仕方なく断念した。