卒業式を間近に控えた
ある朝・・・

壊れた目覚まし時計のせいで
私は、遅刻して学校へ向かう

駅を降りて、学校へと
向かう途中、私は足を止めた。

そして、あの日のように
通学路を外れた道を
横へ横へ・・・

確か、この道だったはず

こっちの細道かも・・・

一度しか通った事の無い道

今朝は、晴れ・・・

あの日は、雨

街の雰囲気は全く違っていた。

あっ、あなた達は
あの日の猫。

「バイバイ」

私は、この場所に立つ。