「病院は?
 
 薬はあるの?」

「さっき、風邪薬を
 飲んだよ
 
 病院はいい
 寝てたら治る・・・」

「じゃあ、このお粥を
 食べ終えたら
 眠った方がいいね」

「ああ」

貴方は、青褪めた顔色で
私を、じっと見つめる。

「レイ、帰らなきゃな

 俺が眠るまで
 傍に居てくれるか?」

「傍に居てあげるよ
 
 アッちゃんの熱が
 下がるまで

 いいかなぁ?」

貴方は、にっこり
微笑んだ。

「下がらなきゃ
 いいな」

今日の貴方は
私の母性本能を擽る。