生徒が騒ぐ中

いずるは

私の耳元で言う。

「花、いつでも
 
 取りにおいで」

「うん」

いずるは、約束を
憶えていてくれた。

いつか、花を受け取りに
貴方と初めて出会った
あの場所へ行こう。

高校生、最後の文化祭

浅緋とフォークダンスを
踊り、いずるにも逢えて
最高の思い出ができた。