浅緋が、先生でいられて
私が、無事に卒業する為には
離れているのが一番・・・

私の想いに、貴方は
寂しい声で告げる。

「そうだな
 離れていること
 それが一番
 いいのかもしれない

 でも、レイ
 お前は本当に
 それでいいのか?

 寂しくないのか?

 俺は教師を辞める覚悟は
 できている」

浅緋の肩に両腕を回して
抱きつく私を、貴方は強く
抱きしめる。

壊れるほどに強く・・・

「寂しくないわけない
 寂しいよ
 
 夜も、眠れないよ
 
 胸が壊れそうだよ

 だけど、アッちゃんに
 先生を辞めて欲しくない
 
 その為なら私、我慢する」