紫御殿†Purple heart

「アッちゃん
 起きて
 
 アッちゃん
 早く、起きてよ
 
 起きてったら」

「何、もう朝か?」

寝ぼけている貴方に私は
辞表の封筒を見せた。

「何、これ?説明して」

怒った顔の私に、貴方は言う。

「レイ、お前は退学するな
 後、五ヶ月もすれば
 卒業だ、勿体無い
 
 カモシタが皆に話す前に
 俺が辞めれば
 お前は、学校に残れる

 俺が辞めた後、周囲の
 嫌な噂に耐えられない事は
 あるかもしれないが
 ちゃんと最後まで通え
 分かったな?」

「嫌だよ
 アッちゃんが学校を
 辞めるなら、私もやめる

 アッちゃんのいない学校に
 通う意味なんて私には無い
 ねぇ、いいでしょう?」