私は、浅緋の隣
ベッドの背に
もたれて座る。

「うん、そうだね
 
 私なんて、すぐに
 辞めちゃうかもしれない

 だけど、一度社会には
 出るべきだと思うの」

「そうか、そうだな
 
 レイ、お前の思うように
 すればいい」

「うん

 何か、楽しいね
 
 早く、卒業したいなぁ」

浅緋の未来に私が存在して

私の未来に浅緋が存在する。

それは

とっても素敵なこと。

大好きな貴方と
これからは、ずっと
こうして二人で
いろんな事を話して
決めて行くんだね。