紫御殿†Purple heart

駅のホーム

貴方は、私の肩を抱き
もう一度、キスをくれた。

二人は、並んで歩く。

辺りは、静まり返り
暗い道が永遠に続くよう・・・

浅緋の手が、強く

私の手を握る。

一人だと怖くて歩けない場所も
貴方が隣に居てくれれば
少しも怖くなんかない。

二人なら、どんな過酷な道でも
乗り越えて行ける。

ここは、浅緋の部屋。

私は、リビングで母と
電話をしている。

「うん、そうなの
 アッちゃんと一緒・・・」

浅緋は、私を後ろから抱き寄せ
耳元から首筋へ何度も
唇を押し当てる。