「貴方が逢いに来いって
 言うなら、私
 何処までだって逢いに行くよ
 
 だけど、貴方は私を
 求めてくれない

 私だけが、貴方に逢いたくて
 貴方に触れたくて
 貴方に愛されたくて
 
 疲れてる貴方の部屋へ
 押しかけて貴方の邪魔をして

 私だけが必死で
 貴方を求めてばかり・・・」

取り乱す私の両頬に
両手を翳して浅緋は告げる。

「レイ、お前がそんな風に
 想っていた事もしらずに
 ごめんな

 仕事が忙しい事を理由に
 お前に逢いに行かなかった
 事は許してくれ

 だけど、俺だって
 お前に逢いたかった
 
 毎日、お前の事を想ってた」