紫御殿†Purple heart

その笑顔に私の胸は
キュンとなる。

このまま、見つめて
いてはいけない。

貴方から目を逸らした
私の瞳にキラキラと
輝く夜の街が映る。

遠く

ずっと遠く・・・

違うよ・・・彼じゃない。

あそこにいる、男性

どことなく雰囲気が
彼に似ているけれど

絶対に違う・・・

違うと信じたい。

貴方を信じたい。

貴方が私の視線に
気が付いた。

「レイ」

愛しい貴方を、この私が
見間違える訳が無かった。

「レイ
 タクシーが来たよ」

私は、急いでタクシーに
乗り込んだ。