紫御殿†Purple heart

私の手には
チケットが二枚。

『芸術の秋でしょう・・・
 
 イズル君の絵
 展示されてるわよ

 観に行ってあげてほしいな
 彼、きっと喜ぶわ』

いずるに逢いに行く・・・?

その夜、浅緋から
久しぶりに電話があった。

私は胸をドキドキさせて
電話に出た。

「もしもし、アッちゃん」

やっと、この時が来た・・・

きっと、浅緋は私に
逢いに来てくれる。

電話の内容は、部活の生徒達
が絵画コンクールに出展する
絵の総仕上げに入り
遅くまで部活動で大変だと
いう話だった。

この月末が作品の提出締切。

土曜日も部活・・・