あの後、浅緋と一緒に
体育館へ向かい、始業式
をクラスの一番、後ろの
場所で受けた。

振り返る七海に、私は
微笑みかける。

鴨下さんの姿は
どこにも無い・・・

そう彼女は、仮病を使い
保健室へ

いつかの私のように・・・

あの時、浅緋に彼女が
私に言った事は

『本当なのか?』と問えば
よかったのかもしれない。

信じると言いながら、私は
不安で不安で堪らなくなる。

私は、学校の中

浅緋の姿を探す・・・