紫御殿†Purple heart

制服を着た私は、今
廊下を歩む足を止め
音楽室を、見つめた。

もう、この場所に
貴方はいない。

この学校内、どこを
見渡しても、貴方は
存在しない。

貴方を探しても
貴方は見つからない・・・

それは、ほんの少し
私の心を寂しくさせた。

いずる・・・

ここへ来ると、忘れていた
貴方の事を思い出し
私の胸を切なくさせる。

貴方は今、幸せですか?

「レイ、始業式
 体育館だって・・・
 
 ここで待ってるから
 急いで、鞄
 置いてきなよ」

「うん」

私は、教室へと駆ける。