紫御殿†Purple heart

浅緋は、いずるのように
将来の約束をくれない・・・

母の前で、『別れない』と
誓った・・・・・

それが、約束だよね?

「レイ、約束どおり
 これ、食ったら
 送って行くから・・・」

「うん、分かってる

 明日から、二学期だね
 学校が始まったら
 こんな風に
 逢えなくなるのかなぁ?」

「そうだな、お前の受験も
 始まるし、俺も、毎日
 部活があって帰って
 来るのは遅くなる」

浅緋は、私の長い黒髪に
触れた。

「この髪じゃ、すぐに
 レイだって分かるだろうし
 外出も控えた方がいいな

 また、この前のような事も
 起きかねない」