紫御殿†Purple heart

だけど
このままじゃ、それ際も
無理かもしれない・・・

今更ですが、そろそろ
受験に向けて、勉強を
開始しなくては・・・

とは、思うものの

相変わらず、私は
浅緋の傍に居て
浅緋だけを見つめている。

「アッちゃん、美味しい?」

「ああ、うまいよ」

私の手料理を美味しそうに
食べてくれる貴方を見つめて
いるだけで、私の心は幸福感
でいっぱいに満たされていく。

『特に、願う夢も無い・・・』

本当の私は違う・・・

本当は、進学なんて
どうでもいい・・・

浅緋の一番近くで
ずっと、同じ時を
刻んでいたい。

里湖ちゃんのように
浅緋のお嫁さんに
なりたい・・・

それが、私の夢。