紫御殿†Purple heart

シートベルトを外した貴方は
狭い車内で私を抱き寄せる。

そして、唇が交わり

口づける・・・

「今夜は、二人とも
 寂しいね」

「ああ、レイ
 俺が居なくても
 泣くなよ」

「泣かないよ
 
 アッちゃんこそ
 私が隣に居ないと
 眠れないくせに・・・」

「枕、抱いて寝るわ

 じゃあ、明日な」

「うん、アッちゃん
 バイバイ」

貴方の車

見えなくなる・・・

私は、泣かないよ

彼女の言葉を

信じたりしない。