「アサヒの為に一生懸命
 料理したり、待ってる事を
 お飯事なんて言わないで 
 ほしい・・・

 私・・・
 一生懸命、やってるよ
 
 それが、迷惑なの?」

浅緋の、困った顔・・・

私を優しく抱きしめて言う。

「レイ、お前が一生懸命に
 俺に尽くしてくれること
 嬉しいよ

 お前が、ずっとここに居ても
 俺は少しも嫌だなんて
 思わない

 だけど、家族で過ごす時間も
 大切だろう?

 お前の帰りを、お母さんや
 リコが待ってる
 
 俺一人が、お前を自由に
 意のままにする事は
 今はできない

 分かるだろう?」

頷いた後、私は浅緋に問う。