「アッちゃん、今でも
 私のこと、好き?」

「ああ・・・
 未練がましいよな?」

「ううん・・・
 
 ねぇ、お願い
 
 レイって呼んで」

「レイ」

「もう一度・・・」

「レイ・・・

 レイ
 俺は、お前を愛してる」

いずると喧嘩をしてズタズタに
傷ついた私の心に、浅緋の
私への、愛の言葉が染み入る。

浅緋の愛が欲しい、私がいる。

「今は、言っちゃダメだよ
 
 堕ちちゃうよ」

「じゃあ、堕ちてよ・・・」

私を見つめる、甘い瞳

貴方の唇が

私の唇に触れる。