紫御殿†Purple heart

そう、貴方の愛する女性

お姉さん・・・

「お姉さんのように?」

私は、そう告げていた。

「レイ?」

黒髪が似合うのは、彼女・・・

「あなたはやっぱり
 お姉さんが好きなのね」

「レイ、お前
 何言って・・・」

『似合わない』

ろくに私の事を見る事も無く
前だけを見つめて
貴方は、そう言った。

貴方は、黒髪以外の私に
興味は無い。

その事が、今分かったよ。

走り出した車・・・

「いずる、車
 ・・・停めて
 
 私、家に帰る」

「レイ・・・?」

「早く、停めて」

道路脇に、急停車する。