浅緋は、きっと

いずるが来ていた事を
知っている。

私の心は

ある思いに支配される。

あの家に
自分の居場所が無い事を
知った貴方は

きっと、もう

あそこには来ない。

『お邪魔します

 誰もいませんか?』

「もしもし
 
 アッちゃん
 
 今、どこにいるの?」

今の私は、浅緋に逢いたい
気持ちでいっぱいで

何も考えること、できない。

私は、貴方を忘れること

本当にできる・・・?