「レイ、何、飲む?」

「ごめん、私、いいや
 先行くね、後で」

「ちょっ、レイ」

雨の中を颯爽と出て行く私に
優しく振る雨。

雨は次第に、激しくなり

私の全てを、濡らしていく

私は、美浦 澪(ミウラレイ)
 
この日、私は出会う。

見たことも無い綺麗な花に
 
心を奪われ、虜になる。

全てが紫色のあなたは

幻想的でとても儚い。