「ミウラさん、あなたに
 一つだけ言いたくて・・・

 あなたは、もうハチヤ先生の
 特別な人じゃ無い
 妹だって言うだけで、彼に
 大切にされていたあなた
 
 だけど、それも、もう終わる
 
 あなたは、私たちと同じ・・
 ううん、場合に寄っては
 それ以下かもしれない
 だって別れた人の妹なんて
 恋愛対称にならないでしょう

 あなたと、彼は
 もう、何の関係も無い

 もうじき、彼はあなたの事
 名字で呼ぶようになるわ」

あざ笑う、彼女・・・

勝ち誇った顔つきで
その言葉を残し

私の前からいなくなった。

『俺も、レイが好きだ』

『お前が手に入るなら
 全てを捨てても構わない』

浅緋は、今も

私を愛してくれている。