「レイ
 これだけは言わせて・・・
 
 あなたが、心から
 イズルさん、一人だけを
 愛しているのなら
 私は何も言わない
 
 でも、ほんの少しでも
 アサヒを想う気持ちが
 レイの中にあるのなら
 アサヒの手を取りなさい

 アサヒは、レイ
 貴女だけを
 心から愛してる
 
 今も、昔も・・・」
 
浅緋を想う気持ちなら

今も

この胸の奥深くにある。

『レイ
 
 俺はお前が好きだ』

初恋の人

浅緋の言葉に

私の胸は、高鳴る。