「本当に、アサヒと一緒に
 なるつもりはないの?
 
 アサヒの気持ちに、はいと
 答えてあげさえすれば
 今すぐにだって
 結婚できるのよ

 レイ、本当に
 その彼の事が好きなの?

 私には、そうは思えない」

あの日・・・

私は、いずると約束を
交わした。

「映画、すごく
 面白かったね?

 お腹が捻じれそうな程
 笑っちゃったぁ

 ねぇ、これから
 どうしようか?」

「そうだなぁ~

 買い物でもするか?」

「いずるの部屋に
 行っちゃいけない?
 
 映画が始まる前に
 買い物して、私の足
 もうパンパンなの

 靴擦れもできちゃた
 みたいだし・・・」

「見せて?」