車のキーを、貴方が回すと
エンジン音が鳴り
ロックな音楽が車内に響いた。

「先生、ロックなんて
 聞くんだね?」

「ああ、聞くよ
 
 それより、レイ
 今、何で先生になった?」

「さあ・・・
 音楽がながれたから
 ・・・かなぁ」

そう言って、貴方を見て
首を傾げる私の右肩に
貴方の右手が触れた。

そして、貴方は軽いキスを
私の唇にくれた。

離れる唇・・・

「もう一度・・・して」

貴方の唇で

浅緋のキスを忘れさせて・・・

私は、いずる

貴方だけを愛すことを

このキスに誓う。