いつもなら、お昼前に
目が覚めても

そのまま、二度寝が
できちゃうのに・・・

今日の私は、何度、瞼を
強く閉じても眠る事が
できなくて

そのまま起きて、ヘッドフォン
で音楽を聴いて、時間を
潰していた。

朝から、変なテンションの娘に
母は、洗濯物の入った
バスケットを両手で持って
微笑みながら言う。

「レイ、そんなに浮かれて
 今日の、外出の相手
 ナナミちゃんじゃ
 無いでしょう?
 
 彼氏でも、できたの?」

鋭い、母の質問を上手に
交わすことができない私。