制服のブレザーを着る私。

時計を見つめる、いずる。

「レイ、もう一杯
 紅茶飲んでから行けよ
 始業時間まで結構
 待つ事になるぞ
 やっぱり、俺が先に・・・」

「大丈夫だよ
 教室で、髪の毛を梳かしたり
 リップを塗ったり、女の子は
 やることが、たくさん
 あるから、一時間ぐらい
 あっという間に
 経っちゃうもの」

「そうか、ごめんな
 俺も、すぐに行くよ」

「いずる、気にしなくていいよ
 貴方は、いつもどおりに
 家を出た方がいい
 二人して朝礼も無いのに
 学校に早く着いたりしたら
 何か余計に怪しいもの」

「そうだな」