「レイ今、言ったことは忘れて

 さあ、行こう」

階段を上る、貴方の手に

私は触れた。

「教師失格なんて言わないで
 貴方の授業
 私は、楽しみにしてるよ」

照れ笑いをする、貴方を
 
私は、見つめる・・・
 
「それから、いずる

 忘れないよ、あなたの言葉
 
 あなたの本心が聞けて
 嬉しかった」

愛しい、あなた・・・

「だから
 そんな目で俺を見るな
 帰したくなくなるだろう」

私は、貴方に触れる手を

強く握り締めた。

「今日だけでいいよ
 
 今夜だけは
 
 あなたの傍で眠りたい」

いずるは、私を抱き寄せる。

「いいよ
 
 一緒に眠ろう」

二人で、手を繋いで

一緒に眠ろう・・・