学校内で、同じ日に

二度も貴方に抱きしめられた。

誰かに見られているとか

ここは学校だとか

そんなことを考えるよりも
貴方に触れられた事

それが嬉しくて

ずっと、抱きしめていて欲しい
と思った。

薄暗い階段、抱きしめあう二人
に生徒の笑い声が聞こえる。
 
その声は、階段を上ってくる
ようで、私は慌てて
貴方から離れた。

何もなかったように、装う・・

そして笑い声の中に

浅緋の声をみつける。