康平と二人で話てる時、亜美にはこんな事があった。 亜美は一人で考え込むように施設の前で座り込んでいた。 「ん?」 亜美の目に飛び込んできたのは、怪しげなオジサン。 電柱に隠れながら、周りを見渡し、亜美に近づいていった。 よーく見ると亜美の父親。 「お父さん!どうしてここにいるの?」 亜美の父親は飲んじゃいけない薬を飲んで何回も捕まっているらしい。 「声がでかいよ…」 亜美の父親はそう言うと周りを見渡し、何かを見つけ顔をした。