「確かにわからない事がある。人の気持ちは簡単にはわかれない事がある。 でも逆にわかる事だってあるんだよ。 私たちにわからないんじゃない。 私たちにしかわかんないんだよ…。」 慶人の背中に向かってそう言うと、何も言わず施設を飛びだしていった。