あの出来事から数時間。 「やっぱり言い過ぎちゃった…」 やっぱり言い過ぎた。 慶人に謝らなきゃ。 そう思い慶人の部屋に向かった。 「慶人!ちょっと入るよ」 入ると私の目にはとんでもないものが飛び込んできた。 みんなが書いた誕生日の手紙がビリビリになって部屋に散らばっていた。 慶人はベッドの上で足を包むようにして座っている。 ビリビリになった手紙をゆっくり拾い上げていると怒りが爆発してしまった。