慶人がきた日から7日が経った。 私たちの関係も慶人の態度も何一つ変わっていない。 「実は明日慶人の誕生日なの!なにかサプライズしない?」 慶人がいない場所で裕子姉ちゃんがみんなに言った。 「それいいね」 「私賛成」 「もちろん俺も」 「愛理も」 みんなが口々にそう言った。 サプライズの計画を立てる。 「やっぱりモノを買うより、作るとかの方がよくない?」 「でも時間かかるじゃん。誕生日は明日だよ?だから手紙とか書けばいいんじゃない?」