「お父様。ご報告に上がりました」


「あぁ。入りなさい」



ガチャッ


中へ入り、父の座っている場所の前にある階段の元までいくと跪いた


「結衣、今日はどうだったのだ。」


「はい。いつもと同じく妖鬼一匹でした。ですが、ここ最近妖力が増してきているのではないかと。」



下げていた頭を上げて結衣は言った


「ほぉ、さすがは結衣だ。実は最近妖力の増した妖鬼たちが異世界へ行っているそうだ。
そこは、平安と呼ばれる所。
そこにいる陰陽師と呼ばれる者達が何とかしようとしているそうだが、結界をはるので精一杯だ。

妖鬼は私たちにしか倒せん。
そこで、ゆい。」



結衣の父はそこで一旦言葉をきった



「はい。」






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