「っんで、どうなの？その子、空斗のこと好きになりそうなの？」
ひかるに質問された。
前にひかるには香山のことを話していた。
・・・・しっかし、考えても考えても香山が何を考えているのかサッパリ分からない・・
・・・・・・？
「ムリみたいなんだね。」
沈黙を破るかのようにひかるが口を開いた。
「べっ、別にムリなんかじゃね～よ。ちょっと、考えてただけだっつうの。」
俺が言うと、ひかるはフッと鼻で笑った。
「空斗。そんな考えても浮かばなかったら、ムリだったってことでしょ。」
むっ、むかつく。
ひかるのくせに！！
「見てろよ。ひかる。ぜって～、俺は香山をおとしてみせるからな。」
俺はカッとなって、そんなことを言ってしまった。